10月8日、9日の連休を利用して乗鞍岳、和倉温泉、千里浜、宝達山と
1100キロの旅をしました。
乗鞍岳の登山口の畳平までは自家用車通行禁止ですので、ほうのきスキーセンター
バス停の1200mからバスで一気に1500mの高度を上げ、2702mの登山口まで行きます。
途中、笠ケ岳から槍ヶ岳、奥穂高、前穂高まで、北アルプスの山々や、穂高連峰が
きれいに見えてきたので、バスの中から大きな歓声が起きました。
山頂にあった時には残念ながらガスが出て、全貌が見えなかったですが、
「立山を望む」を詩吟させていただきました。
立山を望む 国分青厓
夢に名山を見ること四十年
暮れに山麓に投ずれば只雲煙
天明日出でて驚き相揖すれば
玉立せる群山我が前に在り
去年和倉温泉で講演の時に、次はぜひ家内と一緒に来ると決めましたので
登山の後は和倉温泉で疲れの汗を流しました。
朝はカモメがあいさつに来てくれてうれしかったです。
日本で唯一車で走れる千里浜を走り、能登半島最高峰の宝達山に登りました。
山頂で「九月十三夜陣中の作」を詩吟しました。
九月十三夜陣中の作 上杉謙信
霜は軍営に満ちて秋気清し
数行の過雁月三更
越山併せ得たり能州の景
庶莫家郷遠征を憶う
下山してからは、去年私の講演を企画した市村昭代史さんご夫妻が
地元の穴場蕎麦処上杉でごちそうしてくれました。
幸せと感謝いっぱいの旅でした。