日本ヨーガ道友協会倉本英雄会長から4冊の本をいただきましたが、
その中の一冊に「虚往実帰」というサインが書かれてありました。
金言玉詞をいただいたお礼を申し上げると、昔空海が入唐したばかりの
時には、どこでだれに何を学ぶかが全く分からず、不安と心配の毎日でしたが、
恵果大師に真言密教を伝授され、大成されて日本に戻ったことを例に、
倉本会長自身も佐保田鶴治先生に入門したばかりの時には、何もわからずの
青年でしたが、佐保田先生のおかげでたくさんのことを教えていただき、
今日の自分があると言われました。
師と志は切っても切れないものであることを改めて教わりました。
私素晴らしい人生の師に多くご縁をいただきましたが、「鉄杵を磨いて
針と為す」精神に欠けて、一つのことに専念し続けることができませんでした。
自分の道を信じて50年歩み続けば、必ずや大成することを「虚往実帰」の
ことばで教わりました。