「がん転移があり抗癌剤を進められましたがどうしたらいいか、迷っています」と相談に来られたのは60代女性Tさん。
Tさんは30年前に乳がんで手術、放射線治療を受けて仕事に復帰して普通の生活をしていましたが、二年前にすい臓がんと診断され、手術、抗癌剤治療を受けました。去年の11月の検査で肺転移が見つかり、主治医からは今までより強い抗癌剤を進められました。いままでずっと抗癌剤を服用していたのに転移があり、どうしたらいいか迷っているとのこと。また、今年の3月まで定年退職になるので、本人としては定年を迎えるまで仕事を続けたい。抗癌剤治療を受けると副作用で仕事が続けられないことも迷う原因。
今のTさんの体調は痛みもなく、普通の生活に特に困ることがない。よく食べてよく寝て排泄も問題なく、現役でお仕事もされておられる。お仕事はたのしく職場もいい環境。だったらそのままとりあえず3月末まで仕事にまっとうしてそれから治療を考えてもいいのでは。いままで何十年も続けていた好きなお仕事を最後まで全うすることも達成感、喜びにつながりますので、決して体に悪いことはありません。なによりも、今の元気なお体を大事にしてほしいです。抗がん剤を受けると今の体調を維持することができなくなりますので、もったいないだと思います。今の健康状態を維持していけば、がんはそんなに暴れることはないでしょう。多くのがんを乗り越えた方々の体験がそれを証明しています。
Tさんは心が落ち着いてきたようで、とりあえず3月末まで抗癌剤を受けずに体質改善に取り組むことを決意されました。
治る道は自分の心と体の中にあります!