12月21日は冬至の日。
冬来たり、春遠からずや。
中国から始まった24節季は世界無形遺産に登録。
12月23日は天皇誕生日。
12月24日、25日はクリスマスイヴとクリスマス。
そして今日12月26日は中国の毛沢東主席誕生123周年の日です。
今中国では極端的に毛主席を過大評価、あるいは過小評価しがちですが、
簡単に一刀両断の評価はできないのではと思われます。
毛沢東の時代を、文化大革命時代を洗脳されながら生きてきた
私はいつも複雑な気持ちでいっぱいです。
毛沢東は確かに偉大な指導者で、偉大な詩人です。
毛主席の軍事戦略、豪快な詩文と書道は当時の中国では
右に出る人がないほどです。
国民党の蒋介石と日本軍との戦いを見れば一目瞭然です。
特に毛主席の漢詩はその気概にしても、スケールにしても
圧巻です。
毛主席より優れた書道家は中国に数えきれないほどいますが、
毛主席の書道の奔放自由で、豪快なスタイルには脱帽です。
でも、中国の大躍進、人民公社、反右派闘争、文化大革命、
孔子大批判など大きな間違いを犯しました。
私はいわば毛主席の恩恵と迫害を一身に浴びせながら、少年時代、
青春時代を過ごしてきました。
「泥棒を 捉えてみれば わが子なり 切りたくもあり 切りたくもなし」
昔どこかで読んだ歌のような心境です。
普段は毛沢東主席の誕生日でもあまりコメントをしないように
していますが、今年は毛主席誕生123周年の年ですので、
コメントにならないコメントで往昔の偉人を偲ばせて頂きます。