昨日岐阜市の税理士法人TACT高井法博会計事務所で
念願の高井法博先生にお目にかかりました。
事務所ビルの前には大きな二宮尊徳像が立っており、外の壁に
「一期一会」と大きく書かれていました。
応接間にも「一期一会」の大きな扁額が掛けられており、
その前で先生と固い握手をさせていただきました。
高松の鈴木荘平さんから高井先生の「人生は出逢いである」の
本を贈っていただき、涙しながら読ませていただきました。
生活補助を受けながらの、泥をなめるような貧しい生活の中でも
高井少年は屈することなく、小学校1年生から中学校3年生まで
新聞配達をして家計を助けました。
お父さんが脳出血で倒れ、高校進学を断念せざるを得なかった時に、
担任先生と校長先生の推薦で、実業家後藤静一社長の奨学金を受けることになり、
県立岐阜実業高校に入学します。卒業後は後藤社長の会社に就職し、血を吐くまで
頑張りながらエリ-ト昇進を続けます。本業の傍ら税理士資格を取得し、30歳で
税理士事務所を設立します。社報の「一期一会」をはじめ、いたるところで
「一期一会」を目にしますが、高井先生は出逢いを大事にしながら、経営計画に徹し、
不撓不屈の精神で成功するまでやり続けるを実践してきました。その結果、40年経った
今は700社余りの顧問先を持ち、岐阜県下第一の会計事務所となりました。
そのうち69%の会社が黒字という驚異の成果を上げています。
12の会社の総帥となり、公私ともに立派に成功しましたが、今年の9月には社長職を退き、
会長に就任するとおっしゃいました。昔の後藤静一社長の奨学金のおかげで今日があると
高井先生はその恩返しとして退職金で人材育成の奨学金を創設するそうです。
岐阜グランドホテルで長良川と岐阜城を眺めながらいただくフレンチは至福の一時でした。
さらなる夢を語る高井先生の目は終始輝いていました。