先日中井社長のねっ子の会で井内豊さんご夫妻にご縁をいただきました。
井内さんから表題の本が送られてきましたので一気に読ませてもらいました。
井内さんは子供の頃、家が貧しくて高校に行けず中学校を出てすぐ染色工場で
働きました。生まれつき内気で対人恐怖症でしたので、人と面と向かって
話すことができなかったそうです。
ノイローゼで職場を転々としながら、何とか自分を変えてみたいといろいろ
病院にかかったりしますが、ことごとく失敗します。途方に暮れている矢先に
偶然森田療法に出逢いますが、森田療法は従来の治療法を覆す、薬を使わない両方です。
自己本来の心を取り戻し、生きがいを以って、一度しかない人生を、プラス思考で進んで
行こうと心を新たにしました。
夜間高校に通いながら税理士の試験を準備し、40歳で合格しました。
息子の中学校のPTA会長になり、入学式でのあいさつ大役も無事終わります。
難しいことは言わず、痛みのわかる人間、素直な人間、個性を伸ばす人間を目指してほしいと
言ったそうです。その後地元の自治会会長、市議会議員後援会会長、大学後援会会長などを
努めながら、ある人との出会いで対人恐怖症を克服していきます。
お好み焼き「千房」の中井社長をはじめ多くの方々が登場しますが、出逢いの不思議な力に
あらためて敬服しました。
井内さんはゼロからのスタートではなく、マイナスからのスタートでしたが、
見事に今俗にいうウツとか引き籠り、ノイローゼから脱却しました。
今は会計事務所を経営しながら、75歳とは思えない若さとパワーで「生涯現役、生涯青春」を
実践しています。井内さん、ありがとうございました!