全国経営者大会二日目の7月17日掲題のタイトルとサブタイトルで
講演させていただきました。講師控室で緊張している私を案じて、
鳥越理事長が「大阪講演のように堂々とすればよい」と励ましてくれました。
講演のイメージは完全に頭に叩き込んでおきました。これまでに100回以上
いろんな団体を相手に講演させていただきました。1000人以上の参加者を前に
講演したこともあるから、緊張することはないはずですが、ここはちょっと違う気がしました。
鳥越理事長が開会のあいさつで、最高の講師陣、最高の場所で、最高の勉強会と述べた言葉が
脳裏から離れず、緊張感に追われていたのです。正直前日は心配でよく眠れませんでした。
でもいざ演壇に立って講演が始まると、いつの間にか講演に熱中している自分がありました。
高ぶってくる気持ちを抑えながら、エベレストでの死闘と登頂の感動、そしてクライマックスの
天国に一番近いところで「お母さんありがとう!」「おかあさん生んでくれてありがとう!」を
叫んだことを話しました。会場がしんと静まり、泣いている参加者たちが見えてきました。
私自身全身のエネルギーを出し切った講演でした。鳴りやまない拍手で私は講演の手ごたえを
感じました。この講演に合わせて本の出版を進めてきましたが、間に合いませんでした。
出版社から私の本の注文書が参加者全員に配られていました。