鄧小平は言いました。
「身教重於言教/体で教える方が言葉で教えるより重みがある」。
弘蓮姉は勇男義兄と結婚してから8年間別居生活を余儀なくされましたが、
昔中国ではそんなに珍しいことではありませんでした。
3000kmも離れていましたら年に2回会うくらいで、
まさに七夕の織姫と牽牛のようなものでした。
お互いに行き来するときには、いつも弟と私が勉強していた長春市に寄りますが、
帰りの旅費だけ残し、残りのお金は全部渡してくれました。
その後義兄は故郷に転勤し、姉と一緒に母の面倒を見てくれました。
息子二人が年輩の母を置いて大学に出ているのに、
義理の息子が私たち兄弟にかわって母を大事にしてくれました。
いまだに母のお墓は姉たちと義兄たちが守ってくれています。
義兄が意味深長に言ったことがあります。「
君たち兄弟の絆がなぜこんなに固いかその理由が分かった。
それは偉大なお母さんがいるからだ」
「曲がった木は材木になれないから切られずに残って里山を守るんだ」。
このご恩は決して忘れることが出来ません。(つづく)