昨日は木曜日で永井史郎先生が出社の日でした。
朝メールをチェックしてみたら知らないMさんから
「昨日はありがとう」というタイトルでメールが入っていました。
「木元大兄、昨日大兄と知り合えて本当に嬉しかった。
早速自己紹介を兼ねてメイルさせていただきます。
添付の拙文と写真をご覧ください。
昨日のご講演を聴かせていただいた聴衆の一人:M」
その文章があまりにも感動的でしたのでコピーして
内覧にしました。
永井先生がその文章と写真に目を通して「このMさんなんとなく
中学校、高校同級生のM君に似ている」とおっしゃいました。
さっそくMさんの家に電話をしたらちょうどMさんが出てきました。
挨拶のあと高校の出身校を聞いてみたら、合っていました。
永井先生の名前を聞いてみたら、「よく知っているよ。先月神戸で
同窓会があり、瑞宝中綬章受賞の挨拶をしてもらったよ」との返事。
さっそく永井先生に代わったら懐かしそうにお二人で喋っていました。
今月の末にMさんが姫路にこられます。Mさんも長年大手商社で中国との
貿易を担当し、定年後は中国の大学で経済貿易の講義を担当しました。
偶然にしてはあまりにも奇遇である今回のご縁は「エベレストに懸けた夢」という
私の講演がきっかけでした。以下Mさんの文章の抜粋です
「昨日は素晴らしいお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
帰宅後そのエッセンスとも言うべき玉文も読ませていただき、改めて感激いたしました。
幼少時文化大革命で辛苦をなめられた大兄が、常人では考えられないような努力を積まれて
日本留学を果たし、しかもその異国で社会的にも成功を収められた。
その上、これまた常人では考えられないようなエベレスト登山に挑戦して見事成功、偉業を達成される。
ご講演を聴いて我々が最高に感激したのはその動機です。
その動機とは、筆舌に尽くされない苦労を掛けて大兄を育て上げられたお母さんに対する感謝の気持ち、
正にそれに尽きるという一点ですね。何度も同じ言葉を使いますが、それこそ常人が考えも付かないこと、
もし考え付いたとしても万が一にも成功などできないエベレスト登頂、平凡人の私たちには全く想像も付かないことですよ。
私に限らない、聴衆の殆ど全員が感動の余り涙をこぼしていましたね。
大兄のご都合のよい時、姫路を訪ねてゆっくりお話しをしたいと思います。
いかがでしょうか。・・・・・・以下3ページもつづく」
80歳もなられる人生の大先輩にこのような身に余るコメントをいただき、
鳥肌が立つ思いをしました。写真は永井先生の瑞宝中綬章綬章祝賀会の一シーンですが、
次回は永井先生とMさんのツーショットが楽しみです。