今年の梅雨は例年より三週間早くやってきましたね。
毎日じめじめと蒸し暑いひが続くと
頭痛、頭重、手足や体がだるい、気力がわかない、むくみ、食欲がないなどの不調を訴える方が増えてきます。
これらの不調は、湿邪が体にたまって体の水の流れが悪くなっていることが原因です。
私たちの体の生命活動は、体内に流れている気、血、水によって営んでいます。梅雨時期になると自然界のじめじめとした湿気が体に侵入してきます。また、この時期には湿気に弱い「脾」、つまり消化機能が悪くなりがちで、体内からも水邪が発生しやすくなります。なので、梅雨の不調を解消するには、まず消化機能をよくして水の流れ(体内の水の捌け)をよくすることです。
できるだけ冷たい飲み物は控えて、温かいお茶などを飲む、消化しやすい食べ物を食べる、ストレスをためない、適当な運動をするなど心かけてください。
お勧めの食べ物は、
トウモロコシ、なすび、キュウリ、すいか、冬瓜、豆類など。
漢方薬膳素材は、
ハト麦、なつめ、竜眼肉、山梔子、タンポポなど、煎じてお茶代わり飲むと、体内の水捌けがよくなります。