友人の濱口さんから貴重な健康情報を送ってくださいましたので、転送させていただきます。

  舌など、口の中に出来る口腔がんはあまりなじみはないが、進行した状態で見つかることが多く、国内では年間約7400人が死亡している。早期に発見すれば死亡率が低くなるだけに、口腔外科の専門家は定期的な口腔がん検診を勧めている。

〇胃がんより高い死亡率 口腔とは口の中全体を示す。口の中にある舌や歯肉、頬の粘膜や骨などにできるがんを口腔がんという。中でも舌にできやすい。最大の特徴は死亡率の高いことだ。口腔がんの死亡率(約46%)は胃がん(約39%)や乳がん(約19%)よりも高い。理由はガンが進行した状態で受信するケースが多いのだ。進行度合いはステージ14まである。初期のステージ12の段階では、口内炎のような、ただれはあっても、痛みを感じることはほとんどない為、受診しないケースが多い、強い痛みを感じて病院に駆け込むときはすでにステージ3に進んでいる場合が多い。

〇急速に症状重く がんの進行が速いのも、口腔がんの大きな特徴だ。ステージ13までは約2か月と短く、さらに舌などの組織が壊死し始めるステージ4まではわずか1か月程度だ。ステージ12の段階で手術すれば、仕事や家事には100%復帰でき、日常の会話にも不自由はない。しかし、ステージ34で手術した場合には、そしゃく障害が残ったり、会話で言葉が不明瞭になったりする。食事もミキサーでつぶした食べ物に頼る事にもなり、生活の質が著しく下がるという。では、自分で早く気付く方法があるのか。口内炎のただれが同じ場所で2週間も治らない場合は、がんの可能性があり、口腔外科の検診を受けるべきだ。また、口の中の粘膜や舌は、通常は美しいピンクだが、赤や白に変色している場合は、がんを疑ったほうが良い。この段階では痛みもないため見落としやすい。こうした初期のサインで奥羽大歯学部付属病院を受診した口腔がん患者の約8割は、町のかかりつけ歯科医からの紹介だという。同付属病院では早期がんを確実に見つけるために口の中の粘膜に染色をして診断したり、特殊な光を当てたりして、がんかどうかを見分ける蛍光観察も行っている。検診をした場合、口腔がんの発見率は0.130.14%。国立がん研究センターがまとめた胃がん(0.15%)や子宮頸がん(0.05%)、肺がん(0.04%)の各がん発見率の実績に比べ高い。

〇認知度低く危機感 一方、日本での口腔がんの死亡率が米国の2倍以上も高いにもかかわらず、口腔がん自体の認知度が低いことに危機感をもった東京歯科大学の芝原孝彦主任教授らは今年2月、口腔がん撲滅委員会を発足させた。口腔がん検診の受けられる歯科医院が分かる都道府県別にウェブサイトをもうけ、啓発活動に乗り出した。1980年代の死亡者数から今では2.5倍を超える。もともと31の割合で男性が多かったが、最近では21になり、女性もかかる傾向が出てきた。ところが市民や歯科医師の間でも認知度が低く危機感が低いのが現状だ。定期的な検診が必要だ。(毎日新聞記事より)