フランスの大文豪ロマン・ロランは言いました。

「母性愛は、巨大な炎である」

ロシアの大文豪ゴーリキは書きました。

「母性愛は子供の外観を構わず、母性愛は春夏秋冬を構わない」

極貧と疫病のため中絶を余儀なく決めた母ではありましたが、

衰弱で産声も上げられない、三つ口の子供ではありましたが、

もうすぐ山へ持っていかれる我が子の運命を前に、

母の母性愛が爆発しました。

脈拍がだんだん弱くなっていく我が子を抱きしめ、

自力ではお乳が飲めない我が子にスプーンにお乳を絞って飲ませました。

母は誰にも持っていかれないよう我が子を強く抱きしめました。

我が子の運命を嘆く母の涙がお乳と一緒に特効薬となって

私は辛うじてこの世に生を受け継ぎました。(つづく)