昨日姫路に十何年ぶりのぼたん雪が降りました。

朝起きて窓から庭を眺めるとテラスにも蔵の屋根にも庭木にも

雪が積もり始め、思わず歓声を上げてしまいました。

一昔前でしたら、雪が降ったら、すぐ雪山に出かけましたが、

昨日は予定していた雪彦山登山が億劫になり、結局一日中孫守りに徹しました。

しんしんと舞い降りる雪を眺めながら、今日は王之渙の「鸛鵲楼に登る」ではなく

柳宗元(773~819)の「江雪」を読み書きさせていただきました。

千山鸟飞绝,/千山鳥飛ぶこと絶え

万径人踪灭。/萬径人蹤滅す

孤舟蓑笠翁,/孤舟蓑笠の翁

独钓寒江雪。/独り釣る寒江の雪

今の姫路ではなかなかこの詩のような趣のある景色は望めませんが、

久しぶりの雪にさすが感動してしまいました。

やはり私は北方人だなあと暫し降る雪に魂を預けました。

2月9日は結婚35周年の日でしたが、娘夫婦が誕生日祝いもかねて

温泉を予約してくれていることもあって、とんぼ返りで東京に行ってきました。

大学のクラスメートZさん一家が熱海温泉を楽しんだ後、2月10日東京から

帰国しますので、東京のクラスメートらと来日してしている京都のTさんで

歓迎会をしてあげました。

私は24歳で大学に入りましたが、Zさんが秀才で16歳で大学に受かりました。

なんで16歳の子供と一緒に勉強しなければならないかと納得がいかないときも

ありましたが、このZさんは頭がいいだけでなく、なかなか優しく頑張り屋で

したのでたちまち好きになりました。

南の広東省中山市から来たので、みんなに「小広東」と親しく呼ばれました。

それが今は「大広東」になって日本に来てくれました。

今季最強の寒波が日本列島を襲った日でしたが、私たちは熱々で火傷をするくらい

盛り上がりました。

中国ではよく「同学之情/同学の情」と言いますが、お互いになんの柵もなく

ただ勉学にいそしんできた、またその中でできた絆、友情は、今の大学では

まねのできない、お金では換えられない宝物です。