昨日もがん患者が相談に来られました。
30代女性、2歳の子供の母親、Hさん。
二年前に腎臓がん、手術を受け片一方の腎臓を摘出された。その後抗がん剤治療を受けていましたが、相次いで脳、肺、骨、肝臓に転移して、後数か月余命を宣告されました。
とうとう腹水がたまり、下半身むくみがきて歩きにくい状態。
本人と家族はなすすべがなく、ただただ死を待つわけにはいかず、知人の紹介で来られたのです。
本人はかなりやつれて歩くのがやっとで入ってこられました。じっぐり話を聞かせていただき、今までの治療経過、血液検査結果、本人の今の状態を拝見しました。
悪い状態の中でも、まだ食欲があり、睡眠がよくとれておられ、排便、排尿が問題なし。特に痛みなど辛い症状はない(痛みどめは服用されていられる)。
そこで私は可能性を見出しました。本人には生きる力があるのだ!
西洋医学はもうなすすべがなくても、まだまだ生きる道はあります…。自分で家族でできること、やれることたくさんあります。
それを知っただけでも本人は顔が明るくなり笑顔が出てきました(久しぶり笑顔だそうで、ご主人も妹さんも喜んでいました)。
Hさん、2歳の子供を置いていくわけにはいかないのです!
二年間続けてきた抗がん剤を止めることを決意されました。
すべてを自分の体にかけること、自分の治る力を信じること。心と体が喜ぶことをやって日々の生活を楽しむこと、そしてちょっとのことでも喜ぶことなどを教えました。
目標はがんを消すのではなく、日々食べれる、寝れる、排便ができる、排尿ができる、歩けることに喜ぶこと、感謝すること・・・
そのくらいのことはできますよね。本人は笑いながらうなづきました。
よし!これで治るスイッチがON!です。
家族は、本人をほめることを徹底に。本人が笑えるような環境をつくること。
ご主人も妹さんも力強くうなづきました。

漢方養生を指導しながら、毎日祈ります。Hさんがいい方向に向かうように。