去る4月18日ネパール側のエベレストで大きな雪崩が発生し、

ルート開拓のセルパが13人遭難しました。史上最悪の遭難事故です。

これを受けてネパール政府は2014年春季エベレスト登山を中止にしました。

今年の春に照準を合わせてエベレストベースキャンプに集まった登山家にとっては

最悪のシーズンとなりました。

昨日姫路文化センター小ホールで姫路市職員退職者互助会の総会があり、記念講演を

させていただきました。講演に先立ち控室で石見市長にあいさつしましたら、

「一回目の挑戦で登頂できるとは、木元さんは本当に強運の持ち主ですね。」と

言われました。

悪天候やら、体調不良やら、不意の事故やらで、山で永眠してしまうか、

下山せざるを得ないかの登山者がほとんどです。

8758mまで登り、あと100mを残して下山した人も少なくありません。

山頂までたどり着いて、無事に下まで降りる成功者はほんの一握りしかありません。

私もたとえ登頂して下山できたとしても、手足の指を何本かは切らなければならない

覚悟をしていました。それが五体満足で、一回目の挑戦で登頂できるとは、今でも

信じがたいほど軌跡です。神様仏様ご先祖様に守られ、家族と兄弟、そしてご縁をいただいている

皆様に守られたとか言いようがありません。いや、確かにそうだと信じています。

生かされている自分を、残されている命を、もっともっと大事にしなければならないと

決意を新たにした講演会でした。