中国の美人と言えば、西施、楊貴妃と続きますが、

皆さん日本の歌にまで出てくる陰麗華はご存知でしょうか。

国のために身を挺した西施、国を滅ぼした楊貴妃とは違い、

陰麗華は絶世の美人の上に、行儀よく情義深い女性だったそうです。

中国の長い歴史の中で、最も優れた皇帝と言われる漢光武帝劉秀の

皇后が陰麗華です。

今から2000年前の、ほしい女はだれでも自分のものにできる

皇帝の后かと思うかもしれませんが、「妻を娶らば当に陰麗華を得べし」とは、

劉秀が無名時代に陰麗華に一目ぼれして言った名言だそうです。

その後劉秀は天下を統一して、望み通りに陰麗華を后に迎えました。

実は当の私も「妻を娶らば陰麗華」の言葉を知りませんでした。

一か月前に詩吟の田中先生から「官に仕ふれば当に執金吾(天使の親衛職)と

なるべし。妻を娶らば当に陰麗華を得べし」を教えていただきました。

昨晩姫路経営者協会が主催する「中国18史略」を学ぶ輪読会に参加しましたが、

ちょうど後漢時代の光武帝の人物像がメインでした。

滅びかける前漢時代に終止符を打ち、輝かしい後漢時代の幕開けを作った時代の変遷と

劉秀の偉大さ、賢明さ、仁徳の勉強もよかったですが、「大丈夫、馬皮を以って屍を

裏むべし」「虎を書いて犬に類す」「糟糠の妻は堂より下さず」などの古典も

懐かしかったです。いつものことですが、田中先生の博識には本当に脱帽するばかりです。

多謝。